草木染めした絹糸を手織りで織ったシルクのストールです。
屋久島で採取したクサギの実で染めた水色の糸に、紫根(しこん)で染めたむらさき色の糸を織り込みました。
経糸(たていと)も緯糸(よこいと)も絹糸です。
織目を詰めずに優しくゆるやかに織っているので、レースのように向こう側が透けて見える繊細な織物です。ふんわり柔らかい手触りです。
幅は21センチで細めのストールです。
クサギは、夏には甘い香りのする白い花を咲かせ、秋になると赤い花のようなガクのまんなかになめらかな陶質の実をつけます。空の青を閉じ込めたような瑠璃色を実を集めて糸を染めると、少しみどりみのある透き通った水色に染まります。
その糸を使って、緑に包まれた工房で鳥の声を聴きながら、ひと織りひと織り、織りあげました。
風の中にかすかに感じるかかぐわしい花の香をイメージしました。爽やかな淡い水色と上品な紫色のストールです。
[サイズ]幅21cm 長さ158cm((フサ部分除く))
フサ10cm/9cm
草木染めは化学染料と異なり色の堅牢度が強くありません。経年変化で色が変わっていきますが、草木染めの良さとしてお楽しみください。
直射日光が当たる場所に長く置きますと早く色あせがすすみますのでご注意ください。
#晴れやかブルー2020 #初夏の持ち物2020